英雄は歌わない

世界で一番顔が好き

178cmと169cm/君を組み上げるネジも歯車も、僕が外そう僕が嵌めよう

 

最近始めたask.fmで「NEWSで好きなコンビはありますか?」という質問をいただいたので「しいて言うならコヤマスとテゴシゲです!!」と答えた。そしてコヤマスについてはブログを書いたけどテゴシゲはまだ書いていない。ということはそうです、今日のブログのテーマは……

 

 

 

 

 

コヤテゴです。どーん

 

 

気分の問題。ちなみにhttps://m.ask.fm/navy_blueeeeです。お気軽にどうぞ。

 

 

 

NEWSで一番様子のおかしいコンビ、コヤテゴ。基本的に加藤さんが絡むと誰も彼も重めの愛がむきだしになることに(私の中でだけ)定評のあるNEWSだが、実は一番ヤバいのがコヤテゴコンビなのである。

どれくらいヤバいのかについては、ちょっと某チューブを開いてKちゃんNEWSの手越さんゲスト回をきけば15分でわかる。もうね、ヤバい以外の言葉が出ない。通称ネジ外れ手越。電車の中で聞いちゃいけないラジオNo.1の座は彼らのものだ。

 

単純に手越さんが割とマジでヤバい上に、小山さんがそれに抵抗を見せないのでヤバさが全く薄まらない。(編集という魔法の力で一応薄められてはいるが)

だからまあ頭空っぽにして見ているだけでも存分に面白いしそれが正しいコヤテゴ摂取法だと思うのだが、あえてちょっと言葉にしてみる。

 

 

この2人の好きなところは、どっちも『愛されたがり』で『求められたがり』なところだなあと思う。実はアイドル哲学の一番根っこが通じているような気がする。そんな2人だけが作れる、そんな2人にしか許されない世界があるのかもしれない。

 

 

 

完全に私の私見なので合っている自信は特にないのだが、マスシゲの2人は「アイドルとは?」という問いを突き詰めると『何かを与えられる存在』という答えに辿りつくタイプであると思っている。その何かはきっとキラキラだったり、愛だったり、幸福だったり感動だったりそういうもの。増田さんはアイドルとしての原風景を抱き続けて、『与える存在』であることを志し続けている。あのとき感じた感動を自分も誰かに与えたいから、彼はずっとそれを突き詰める。加藤さんは、なかなか自信が持てなくてもがき続けてここまで来た人だ。彼が自分を肯定する許可を自分に出せるようになったのは、自分がグループに貢献できていると思えるようになったからだ。自分がちゃんとここにいていいと、自分が確かにここで何かを成して、何かを人に与えていると思えたから。だからマスシゲは『与えたい人』なのだ。

 

それに対してコヤテゴは、「アイドルとは?」という同じ問いを投げかけられたとき、『何かを求められる存在』と答える2人ではないだろうか。何かって何なのかと言ったら、感動だったりキラキラだったり幸福だったり、愛だったり。マスシゲとほとんど変わらないようでいて、実は小さくない違いだと思う。手越さんは特にそれが顕著だ。彼はきっと無関心が一番怖い。嫌われるより叩かれるより、存在を知られないことや一つまみの興味も向けてもらえない方がずっと怖い人。叶うことなら世界中の人に愛されたいと無邪気に笑う言葉は、あながち冗談でもないように思う。きっとそれこそが――世界中の人に愛されて世界中の人に求められることこそが――手越さんにとってのアイドルの完成型なんじゃないだろうか。小山さんは、特に近年4人になってから欲しがりになったなあと思う(笑)「NEWSを残したのは俺のワガママ」と言い切る彼の選択をただのワガママじゃなくしてくれたのはきっと、「残してくれてありがとう」という私たちの声だ。無様に居場所にしがみついたその選択を、私たちの愛だけが肯定してあげられる。だから彼は、正解であるために求められたがる。『求められたい人』、コヤテゴは、ぎゅううぅっと抱きしめたくなるくらい愛しい。

 

求められたい同士の2人だからあんな世界が作れるのかなと思う。「してほしいんでしょう?してあげる!」「したいんでしょう?させてあげる!」そうやって求め合って許しあえることはきっと、彼らにとっては必要なことなのだ。

 

 

話は少し変わるのだが、小山さんは基本的にとても優しい人だ。誰にでも65~70くらいの優しさを注げる人。でも、誰にでも優しいって、誰でも同じ扱いってことで、時に誰にも優しくないということと同義だったりする。不器用で30くらいの優しさしかふりまけない代わりに、大事な人には150の気持ちを捧げられる人の方が実は誠実だと思いませんか。

そういう誰にでも優しいから誰にも優しくない人の『特別』になる方法ってなんなんだろう。多分三つのやり方があって、まず「優しい人に何かを求められるようになること」、次が「優しい人が粗雑に扱う相手になること」じゃないかと思う。そして最後が、「ほかの人が求めないくらい求めて求めて求めることで『特別』をもぎ取ること」だ。

手越さんと小山さんの関係は、こんな感じだなあと思う。手越さんは小山さんに圧倒的に許されている。酷いイタズラも酷いラジオも酷いいじり方も酷いセクハラ(?)も、小山さんはなんでもかんでも許してしまう。

優しい人が許してくれることで得られる『特別』は、本来ひどく不確かだ。だって、優しいその人が自分だけを許してくれるなんてどうして思えるだろう。特別に見えるのは、自分しかそこまで求める人がいないからかもしれない。ほかの誰かが同じものを求めても彼はあっさり許してしまうのかもしれない。彼にとって自分が特別なんじゃなくて、自分がほかの人より彼を求めているから特別みたいに見えるだけのハリボテかもしれない。その不安を吹き飛ばすことはとても難しい。

でも手越さんは吹き飛ばす。圧倒的にシンプルに、常軌を逸したレベルで求めることでその懸念を吹き飛ばす。ほかの人が絶対真似できないくらい求めて許されてしまえば、ほんものの『特別』になれるのだ。笑えるくらい直球勝負の解決法。小山さんにあんなことをできる人は手越さんしかいなくて、それを小山さんが許すから、2人はちゃんと特別だ。(あんなことの詳細?ググれよ(©加藤シゲアキ))

 

 

 

度を越した無邪気は狂気に似ている。だからまあコヤテゴのおかしさって、要するにそういうことなのかもしれない。すごく微笑ましいはずなのに、微笑ましさを煮詰めてみたらトンデモダークマターが生まれちゃいました、みたいな感じ。

 

かわいいけど、手越さんて確かにめちゃめちゃかわいいけど、小山さん一回よおおく見てみよう。手越さんは27歳男性で、すね毛も生えてて、ひげはないけど脚はムキムキだし、手越さんだ。つくもんついてる男性だ。あ、それは知ってるねこの間マッキンリーが8合目までコンニチハしたもんね。

もうこういう色々があってなおかわいく見えるなら何も言うことはないのかもしれない。

ジャニーズアイドルには、各種おかしいコンビが美しく揃っている。なんなんだお前らって叫びたくなるやつらがいっぱいいる。でも、実はそのおかしい人たちの何がおかしいかというと、『男同士としておかしい』ということが多々ある。コヤシゲとかやまけととか山とか横雛とか。怪しいけど、まあ、夫婦とか恋人ならギリセーフな人たちだ。多分。自信ないけど。

コヤテゴは違う。人としておかしい

 

 

めちゃくちゃ面白いし、腹抱えて笑えるし、だからもうそれだけでコヤテゴの魅力なんか全部なんだけど、でも時々ちらっと思う。愛されたくて求められたくて欲しがりなこの人たちは、本当はこういうやり取りが心底必要なのかもしれない。

 

24時間365日アイドルでいようとする手越さんにとっては、これが一つの肩の力の抜き方なのかなって、ほんのちょっぴり思うのだ。支離滅裂で人としておかしいこういうやり取りは、弱音の吐き方を忘れた手越さんに残されたリセットの方法なのかもしれない。好き好き大好き俺を愛して許して求めて愛をちょうだい!!!って馬鹿みたいに大きな声で叫んで、何もかも許してくれる人に全力でしがみついて、お腹が痛くなるくらい笑って、そうやって手越祐也は守られているのかもしれない。そうやって今日も、あの幸福そうな笑顔で私たちを見る心を育てているのかもしれない。

あんなに愛おしいいきものである手越さんに、あんなに全力でネジを外した状態で迫られて、それってどんな優越感なのかな。小山さんを、あんなに無邪気に純粋に欲しがってくれる手越さんは、自分も小山さんも救っているのかもしれない。「もうコイツやだ~~~」ってどんなに小山さんが言ったって、小山さん以外ああなった彼の相手はしない。小山さんだけが相手をしてあげられる。小山さんがいなきゃ駄目なのだ。小山さんだけが彼にあんな風に必要とされている。

 

 

だから、もしも万が一、2人にとって2人でいることがなんらか心の清涼剤になっているなら、どうかいつまでも変わらない2人でいてほしいなと思う。優しくて素直で大人な小山さんと、かわいくて無邪気で優しい手越さんが、あのトンデモでトンチキな時間に癒されていたらいいなあと思う。

 

絶賛手越さんを抱きしめたい病の定期発作中なのでこんな感じになってしまったが、ここまで読んでくださったあなたにはぜひとも今すぐKちゃんNEWSをきいてほしい。

 

聴きました?どう思いました??

 

「いや、こいつらのこれにそんな深い意味ないだろ……」

 

と思ったそこのあなた。

私もそう思いますしコヤテゴのそういうところが好きです。

 

 

(笑)

 

癒されるどころか体力削られてそうだよね間違いなくね!

好きやで、コヤテゴ。