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英雄は歌わない

世界で一番顔が好き

ピンクときいろ/2枚綴の切符で運命の船に乗った

今年のQUARTETTOツアーに一緒に入った方と「テゴマスコンに行きたいですね〜」という話をしているときに、ぽろりと「私、今年の後半にコヤシゲが舞台、テゴマスがツアーをやって、テゴマスはそこで解散か活動休止かもしれないなあってちょっと思うんですよ」と零したら、思いの外驚かれた。
そうなるだろうという予想ではなくて、単に可能性の一つとして存在すると認識しているだけだし、そうなってほしいとは微塵も思っていないけれど。

テゴマスが好きだ。
好きだし、増田さんのファンとしてすごく特別な思い入れがあって、NEWSを好きでいる限りこの2人を拗らせて生きていくんだろうなあと諦めている。


気が合わなくて、イチャイチャも大して(※NEWS基準)しなくて、怖がりなところくらいしか似ていない2人。
ビジネスライクでいたちごっこで、だけど運命の2人。

私の、大好きな2人。

 

・ビジネスいたちごっこ
NEWSには、テゴマスとコヤシゲという2組のシンメがいる。コヤシゲが公私ともに支え合い補い合い齟齬なく噛み合う2人なのだとしたら、テゴマスは「歌」というただ1つの接点で繋がっている2人だ。性格が物凄く合うわけでもないし、異性だとしても絶対に付き合ったりしないだろうと思う。だけどきっと「こいつにだけは負けたくない」って思っていそうなところがすごく好きだ。コヤシゲが「お前となら海の底まででも一緒に沈んでやるよ」と言いそうなのと真逆に、テゴマスは「こいつが行くなら雲の上まででも食らいついて行ってやる」と思ってそうな気がする。
彼らがいちゃいちゃするのはどちらかと言うとファンサービスの側面が強くて、恋人みたいな甘さは薄い。2人でしょっちゅう会ったりとか、ジャージを買ったら偶然オソロイだったりとか、落ちてる時に気づいてあげて涙を絞り出してあげたり(これらコヤシゲのエピソードである)とか多分しない。でも、甘くないけど離れもしない。抜かれたら抜き返して、隣に並んで遜色ない自分でいられるように、あわよくば出し抜いて、でも抜いたら抜き返されて、そうやって歩んでいってくれるんだろう。ひょっとすると、コヤマスの次か同等に無糖な2人かもしれない。それでも一際特別な2人だ。

テゴマスについて考える時に忘れてはいけないのは、彼らはずっとこうだったわけではないということだ。デビューしたての頃の手越さんは掘りたてぴよぴよのじゃが芋みたいで、雛鳥の刷り込みどころか蔓かリードでもついているのでは?というレベルで増田さんの後を着いて回っていた。2人でしょっちゅう遊びに行って、コンサートの時などはほとんどいつも同室、愛らしいビジュアルもあいまって、全然普通の可愛くてシンメらしいシンメだった。
それが時を経て、「アレこいつ性格合わねえな!?」とお互い気付き、「でも負けたくない」「コイツの隣は俺じゃなきゃいやだ」となり、2人でデビューも果たし、なんだかんだで今の微糖シンメに辿りついたのだ。服そのものが大好きな増田さんと、モテのことしか考えていない手越さん。夏の名物かな?ってくらい目撃情報が出回りまくる手越さんと、自宅の場所はおろか1人暮しなのか実家住まいなのかさえ公になっていない増田さん。「アイドルだから」の魅力を1番に誇る増田さんと、「アイドルなのに」と思われることが大好きな手越さん。全然似てなくて、全然合わなくて、だけどお互いじゃなきゃダメなテゴマス。「相方」っていう言葉がすごく特別なものに思えるのは、それ以上に彼らの関係性を表せる言葉を私が知らないからだ。全然合わないけど、きっと、生まれ変わったら二度と会わないけど、でも最高の相方なんだって信じている。彼らはきっと、奇跡にも近い運命だ。


・運命の分岐点――出会わなかった2人
人が人生を振り返るとき、「思い返せばあれが大きな分かれ道だった」と思うようなポイントが幾つかある。それは私にとってはたとえば小学1年生のクラス分けだったり、中学3年生の夏休みに鏡を落として割ったことだったりする。その出来事の瞬間にそれが分岐点だと気づくこともあれば、過ぎて省みたときにはたと気づくこともあるだろう。(前者のわかりやすい例として大学受験や就職活動が挙げられる)
そして、増田貴久にとって人生最大の分岐点は手越祐也であり、手越裕也にとって人生最大の分岐点もまた増田貴久なのだと私は信じている。

入所からわずか10ヶ月でデビューを果たした手越さんは、それまでの人生とまったく違う「1番下っ端」「1番人気がない」「1番出来ない」という立場にたいそう苦しめられた。NEWSを辞めたくて仕方なかったとすら思っていた。けれど、結果的にはその経験が手越さんのセンターへの渇望を煽ったし、強くて優しい今の姿になるには不可欠な経験となった。
もしもあの時増田さんと組まされることがなくて、NEWSになっていなかったら、手越祐也は今頃どんな人間だっただろうか。あのタイミングでデビューしなければ、きっと彼はJr.として存分に人気を得たと思う。手越さんのデビュー当時のビジュアルは「芋手越」と愛でられているが、よく見なくても顔の造作は今とほとんど変わりがない。デビューしようがしまいが彼はあっという間に垢抜けただろうし、あの愛らしさと歌唱力でトップクラスにのぼりつめただろう。そしてきっと、末っ子でも下っ端でもない、人気抜群の兄組として、最初からセンターとしてデビューを果たしていたのではないかと思う。もしそうなっていたら、29歳に至るまでの手越さんの歩みは、今とは相当異なっていただろう。

もっと変化が大きいのは増田さんだ。取り立てて人気が高いわけでもジャニーさんに気に入られているわけでもなかった増田さんがNEWSになれたのは、ひとえに「NEWSが高歌唱力グループを目指し結成され」「手越さんとの声の相性を見込まれた」おかげだ。しかも、手越さんは「歌が上手い」と評されたのに対して「声が面白い」と言われたそうだから、おそらく手越さんとの声質の相性の良さがなければNEWS入りは出来なかったのではないかと思う。
間違いなく当時の花形Jr.ではなかった、NEWS結成までユニット入りさえ出来なかった増田さん。あの時NEWSになれていなかったら、下手したら今頃ジャニーズに在籍していなかったのではないだろうか。よくて舞台班、大穴でKis-my-ft*1かもしれない。そうなっていたらきっと、彼の個性はダンスと歌に集約されて、ふわふわであまあまで妙ちくりんなまっすーワールドは世界のどこにも生まれていなかっただろう。それでさえまだいい方で、どっかで何かのバックダンサーでもやっていたのかもしれない。(一般人になるのは意向的にも能力的にも考えがたいので何かしら表現者はやっているだろうと思う)

サッカーを始めたこと、入所したこと、ボイトレをしたこと、金八に出たこと、大河に出たこと、内村さんと出会ったこと……彼らの人生の中に数多ある岐路の中で1番大きかったことは、お互いに出会ったことだと思うのだ。増田貴久の人生最大の要は手越祐也で、手越裕也の人生最大の要は増田貴久、そういう風に出来ているのだ。

 

・僕らが来た道
何度も言うが、テゴマスの2人はきっと来世では出会わないだろう。異性に生まれていても惹かれあわないだろう。それでも運命の2人だと思う。歩んできた道をふと振り返ってこれまでに名前をつけるなら、その言葉以外当てはまらない様な、そういう類の運命だ。
一つ一つは偶然の重なりかもしれない。運命だなんてそんなものを意識して選んできたものではないかもしれない。それでも、そんな積み重ねが組み上がってみたら運命としか言いようがなかった、そういう帰納的運命で結ばれた2人なのだ。
NEWSが4人になってから、特に今年になってから、テゴマス・コヤシゲ以外のコンビにフューチャーしてもらえることがとても増えた。4人になってから仲良くなったね、っていうその「仲良く」は多分、コヤテゴとかマスシゲ、コヤシゲみたいな関係を指して言っていただいてる言葉だろうと思う。
仲いい、って言うのとはちょっと違うかもしれない。そんなに単純な形ではないと思う。それでも、手越祐也の相方は増田貴久しかいなくて、増田貴久の相方は手越祐也しかいなくて、それだけはこれからも変わらないと信じている。違う。知っている。
ずっと2人で運命の船に乗り続けていてね。ずっと2人で、この海を渡っていってね。

 

さて来週はNEWSが7年ぶりにメインパーソナリティを務める24時間テレビです。みんなみてね!!

*1:NEWS結成後ですがmの欠員補充のため一時的に在籍していた